日々のこと

オーストラリア・ハウス 入選

オーストラリア・ハウス設計提案公募
審査委員長:安藤忠雄氏(建築家)
にて、当事務所の案が入選いたしました。
http://www.echigo-tsumari.jp/2011/09/-2012.html
内容については、またご報告したいと思います。


「離れ」その2

「離れ」の話のつづきです。
旅館では「離れ」、リゾートホテルだと「ヴィラ」。
ふと、思い出しました。
うかい鳥山
鳥山以外にも、うかい竹亭、とうふ屋うかい、いくつか系列店がありますね。
何カ所か行ったことがありますが、それぞれよい。
なかでもやっぱり「うかい鳥山」が好きです。
川の流れる山の麓に、
移築した合掌造りの建物を始め、大小の木造の「離れ」が展開していきます。
古いよいものを、現代に再現したような場所です。
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*写真 うかい鳥山 webページより
しばらく前ですが、
藤森照信さん(建築家・建築史家)が、
「建築家が選んだ名建築ガイド」(日経BP社刊)の中で、
うかい鳥山を東京の名建築のイチオシに挙げられていました。
「日本的と言われるイメージをこれほど高い純度で実現したところはない」
とのこと。
その以前からとても気に入っていたのですが、
再現している、という部分が、建築的な評価を難しくしていると思っていました。
ディズニーランドをよい建築と思いますか、という話に近いかもしれません。
ただ、
藤森さんのコメントを見て、
あーそうですよね。
と思ったのでした。
気持ちいいんですから。
古いものをただ大切に保存するのではなく、
その空間を生のまま体験できるのが、気持ちよいのですね。
もちろん、食事の質や行き届いたサービスが、
その体験を支えていることは言うまでもありません。
サービスする側からすると、料理を運ぶにも、何にするにも手間がかかります。
庭の手入れや、建物のメンテナンスも、手間がかかっていると思います。
だからこそ、
もてなされる側とすると、何とも贅沢な体験なのですね。
ここは、ある種非日常の世界ではあります。
ただ、日常で使う建築にもその感覚が持ち込まれたら、
暮らしも豊かになるだろうな、と思うのです。
ということで、旅館は「あたみ石亭」、
になるでしょう(笑)。
(S)


「離れ」その1

唐突ですが、
11月ころに、ちょっと休暇を頂いて、温泉旅館にいってこようと思っています。
息子も少し落ち着いてきたので、誕生のお祝いと育児の骨休めに。
ということで、どんなとこ?
まずは、
遠方じゃなくて、
子供も大丈夫で、できれば部屋食。
お湯はよくなきゃ、
やっぱ、食事だよね、
予算もそこそこに、
などと考え始める訳ですね。
webであたってみたり、パンフレットを見たり。
知人からおすすめを又聞きしたり。
なんとなく、よさそうな候補があがるのですが、
ここからですね、問題は。
ピンとこないっ!
今回は「名建築」である必要はないと思っていたですが、
どうも職業柄、どうせ行くなら、最高の空間・最高のもてなしをと。。。
やっぱり、欲があるんですかね。
で、突然遭遇!!
あたみ石亭
熱海エリアでは最高峰との呼び声は聞いていたのですが、
逆に最高峰ということで、ノーマークでした。
なにがって、
数寄屋造りの客室が「離れ」石や庭木の中にが群生するのですね。
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*画像 あたみ石亭 webページより
この「離れ」に弱いんです。
むしろ「離れ」よりも、自然にとけ込んだ状態が好きなのでしょうか。
と、話題が長くなりそうなので、今日はここまで。
つづく。
(S)


山口へ

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写真は敷地から正面をみたもの。
この土曜日曜と、山口県へ視察に行ってきました。
山口って「長州」です(幕末の話などでは馴染み深いので)。
目的地は山口宇部空港から車で一時間半ほど、内陸にある豊田町。
敷地には、明治?江戸?頃からの家が建っていました。
正確な資料があるわけではないのですが、
かなり昔の部分、
それなりに昔の部分、
昭和の頃の部分、
と、段階をおって改修・増築され、大切に住まわれてきた建物です。
昭和前半の写真では、立派な茅葺きでした。
今回は、その「昔の部分」を活かしながら、
全面的にリニューアルしよう、という計画の視察です。
印象的だったのが、地域の建物の統一感。
例えば、屋根の瓦が同じ産地のものであったり、
明らかに「元茅葺き」の屋根が多かったりしたこと。
(この辺りはまたあらためて、紹介させてください)
そして、そういった風土を大切に人が暮らしているんだろうな、ということ。
いつも意識していることではありますが、
特に、その土地の歴史風土を考えて、計画をしていきたいと感じています。
近くの温泉のこと、食べ物のこと、いろいろな話題もありますが、
この辺りはまた改めて。
最後に、
帰りの空港で「長州侍」という焼酎をいただきました。
(S)


フルーツ!!

ご無沙汰しております。
おかげさまで、先日の多摩川の家の内覧会には沢山の方にお越しいただき、
ありがとうございました。担当者としてまずはホッとしております。
みなさまから様々な感想やご指摘をいただき、これからもより一層
気を引き締めていこうと思います。
さて、そんな多摩川の家のクライアントからフルーツがどっさり届きました!!
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みかん、白桃、マスカットなどなど!
季節のフルーツをこんなにも堪能できるなんて、、、、幸せです笑
フルーツは事務所で山分けさせていただきました〜。
ありがとうございました!
(A)


お礼

土曜日の内覧会、雨も降らず、
沢山の方におこしいただきました。
ありがとうございました。
引続き頑張ってまいります。
(S)


内覧会のご案内

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調布市多摩川に住宅が竣工いたしました。
クライアントのご厚意により内覧会を行います。
周辺からの視線に対しては閉じながら、
内部には明るい光が入り込み気持ちのよい風が流れる開放的な空間を目指しました。
ぜひこの機会にご覧いただき、ご感想やご批評を賜りたくご案内申し上げます。
ご多忙中とは存じますが、皆様のお越しをお待ちしております。
日時:8月27日(土) 11:00〜17:00
ご興味がございましたら、お手数ですがメールにてご連絡ください。
info@sakumastudio.com
案内をお送りさせていただきます。
(S)


夏期休暇

8月13日から16日まで、夏期休暇をいただきます。
17日(水曜日)から営業いたしますのでよろしくお願いいたします。


Chairless

サッカーキリンチャレンジカップの日韓戦とボクシング井岡選手の快勝から一夜明け
すがすがしい一日を迎えております 笑
さて昨日、こんなものを見かけました。
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なんだと思いますか?
座るための道具だそうです。
<Chairless>
なんとVitra社の商品です。
(2010年に発表されているようでもうご存知の方もいらっしゃるのかもしれませんね。)
パラグアイのアヨレオ族の慣習から着想を得ているようです。
体育座りをするときに足を抱きかかえる所作を
観察すればこんなに単純明快なデザインできるのだなと、
そしてあのVitra社が【形のない家具】を商品化しているのに驚きました。
このChairlessをデザインした
建築家アレハンドロ・アラヴェナの展示会が
TOTOギャラリー間で開かれています。
そこで実際にChairlessを体験もできるので、
乃木坂にあるTOTOショールームによる機会がありましたら
覗いてみてはいかがでしょうか。
(K)


はしご

スケジュールって、
重なるときは、かさなるものです。
まずは、駒沢で所用。
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その足で、計画がスタートした尾山台の敷地へ。
3区画ある土地のうち、2区画をつかい、ふた世帯が住む住宅を計画しています。
敷地とそのふた世帯との関係を考えて、場所をつくっていきます。
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最後に、新小岩のソテリアさんの現場。
お盆前に完成させるべく、工事は進んでいます。
写真は制作した木製の窓(ガラス等はこれから)。
もともとシャッターのついた建物なので、身軽な開口部にしています。
まとめて出かけた分、今週の残りはゆったりできる予定(?)です。
(S)


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