日々のこと

菊井の森

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名古屋菊井プロジェクトです。
名称は「あんしん賃貸住宅 菊井の森」と決まりました。
高齢者を対象にして、有限会社マザーズさんによるサポートのもと
「人生 楽しく 自分らしく」暮らす、15人のための住宅になります。
詳細はマザーズさんのwebでご覧いただきたいのですが、
「施設」という感じのない、自由な雰囲気のグループホームを運営されています。
私が訪れる際にも、入居者さんから
「たこ焼きを食べにいこう」とか
「居酒屋にいこう」など、
冗談まじりに声をかけてくださります。
そういったコンセプトをうけ、今回の計画では、
5階建てながら「ビル」といった感じの出ないような建物を目指しました。
さて、写真です。
少し前に足場が外れ、全貌があらわになりました。
この日、午前、午後と検査が行われ、いよいよ完成間近です。
企画段階から1年と8ヶ月。
長い道のりでしたが、ここまでくると、
もう出来てしまうのか、と思うのが不思議なものです。


東京ソテリアハウス その3

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東京ソテリアハウスが完成を向かえます。
完成に合わせて、シンポジウムと内覧会が開かれます。
<創設シンポジウム>
テーマ:「ソテリア ―精神障がいを乗りこえるよろこび- を知る」
日 時:平成21年11月7日(土) 14:00-16:00
場 所:江戸川区民センター グリーンパレス 東京都江戸川区松島1-38-1
参加費:無料
主 催:NPO法人 東京ソテリア
後 援:江戸川区
<施設の内覧会>
日 時:平成21年10月30日(金)・31日(土)11月1日(日)
    いずれも10:00-16:00
主 催:NPO法人 東京ソテリア
※ケアホームの利用にかんするご相談については、主催者までお問い合わせください。
いずれも、興味のあるかたはどなたでも参加できますので、
お気軽にご連絡ください。
さて、写真は工事完成間近の1階の内観です。
とはいっても、プロジェクトにとってはこれがスタートです。
我々が想像しているようなことも、そうでないことも、
沢山、ここで繰り広げられるのでしょう。
そんないろいろな出来事を、
おおらかに受けとめるような家になってくれると嬉しいです。


基礎土台

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赤堤の家。
基礎が打ちあがり、土台が載せられました。
左の深い部分が半地下、右が1階になります。
平面上の斜めの壁(赤い鉄骨のライン)を境に階が半層ずつ交互に積まれ、
屋上まで続きます。
地階は鉄筋コンクリート造、地上階は木造なのですが、
一部に鉄骨を採用した構造です。
と、構成は非常に複雑ですが、
ひとつづきの伸びやかな空間になってくれると思います。


秋晴れ

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先月末に完成した板橋の集合住宅の撮影を行いました。
週間天気予報で天気を気にしていましたが、予想以上の晴天!
写真を撮るには、晴れ過ぎたのかもしれませんが、
気持ちのよい日になりました。
写真ができたらwebにアップする予定です。


東京ソテリアハウス その2

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少し更新が滞ってしまいました。
東京ソテリアハウスも、内装工事の終盤に差し掛かっています。
おおまかなかたちが出来、これから家具や仕上工事に入っていきます。
以前、プロジェクトの趣旨についてちらっと書きましたが、
この度、その内容が書籍にて紹介されました。
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精神病院を捨てたイタリア捨てない日本
大熊一夫/著
岩波書店
第5部でNPO法人「東京ソテリア」の野口博文氏が紹介されています。
実のところ私も先ほど手に入れたものなので、まだ内容は読めていないのですが、
「日本の精神保健のあるべき姿を提言する」とあるようです。
ご興味のある方は手に取ってみてください。
さて上段の写真は、
1階、ダイニングからキッチンカウンター越しにリビング、その奥に事務作業ができるコーナー、さらに奥には庭、と続いたものです。
「利用者と職員があくまで対等である」ということを大切にして、
共用部とサービス部は一続きのゆったりとした空間としています。
もうじき完成予定です。


眺め

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名古屋菊井プロジェクト、上棟しました。
棟があるわけではないので、上棟というのもおかしいのですが、
5階の上の棟屋、ここのコンクリート打設が完了したところです。
都市部にあるため、敷地にゆとりが無いかわりに、
エレベーターでもアクセスできる屋上を設けて、バーベキューやミニ菜園ができるように計画しています。
写真はその屋上から見たもの。
気持ちのよい屋上になりそうです。


コンクリート打放し

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コンクリートの型枠が外れました。
板橋のガレージです。
手前側にちらりとみえる白い壁は板橋の集合住宅の一部です。
別々のクライアントなのですが、
ご縁があって同じ設計者・施工者により2棟ならんで計画することができました。
さりげなく、街並をつくってくれるとよいな、と思います。
さて、ガレージに戻って、
今回も予想通りきれいな打ち放しになりました。
久保工業さん、さすがです)
これから設備や金物など、仕上げの工事に入っていきます。


地縄・地鎮祭

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下目黒の家が、地鎮祭を行いました。
この日は雨でしたが、
神主さまからも「雨ふって地固まる」
との言葉をいただきました。
なるほど、無事に完成してくれそうです。
さて、写真は敷地の奥の方から道路側をみたもの。
間口の割に奥行きの深い土地なのですが、
その奥行きを活かしつつ、外部との関係をうまくつくり出すように考えました。
白い地縄が建物の外形なのですが、真ん中の1本が斜めに張られ、
写真で見るとなんだかおかしなパースになっています。
簡単な操作なのですが、これが今回の計画に効いてくる予定です。
気を引き締めつつ、工事スタートです。
追記ですが、
クライアントから、
雨神様は「恵みの神」
という言葉もいただきました。なるほど。


東京ソテリアハウス

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江戸川区で計画しているプロジェクトが着工しました。
既存の鉄骨造2階建ての建物を改修して、
精神障害のある方が共同で暮らす家になります。
現状、施設や薬に頼った治療が多い中、
「住まいの環境や人の力によって回復していく」
という考え方をコンセプトとし、社会に発信していくための場所です。
と書き出すと、かなりボリュームが出そうなので、
内容については、また改めて、お知らせしたいと思います。
さて、写真は解体工事に着手した現場の様子。
本格的に寒くなる前には完成する予定です。


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