日々のこと

山口方面

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下関の、豊田町浮石の家に
点検と取材で、行ってきました。
あたたかく、穏やかな天候のなか、気持ちのよい風が通り抜けていました。
あいかわず、いいところです!
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雨垂れの風情に木の力強さ

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豊田町浮石の家です。
到着した日はあいにくの雨でしたが、樋を設けず、雨落ちとした軒先からの
雨垂れは想像以上におもしろかったです。
畳を敷いた部屋から眺める雨垂れはまた格別なのではないかと思います。
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翌日は天気も回復し、内部関連の項目をじっくりとチェックしていきました。
写真は床の間になります。
純和風建築のそれとは趣が異なりますが、簡素で現代的なつくりでまとめます。
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こちらの写真は現場とは違いますが、現場監督のご厚意で材木工場
を見学させていただきました。
所狭しと並ぶ各種木材の迫力に圧倒されるとともに、木のもつ
力強さ、繊細さを再認識しました。
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こちらは工場の外で乾燥させていた地松(相当な樹齢でした)です。
うねるような木肌に鳥肌がたちます。
このような生命力溢れる原木を目の前にすると、木材の正しい
使い方をもっと勉強しなければという思いになります。
製材する際には、どこに刃を落とすのかが勝負になります。
一番最初に刃を入れたときにどのような木目が現れるかは長年の
勘だけが頼りになるようですが、それでも想像と異なる木目が
出てくることもあるようで、希少な木材を扱う人たちにとっては
まさにギャンブルのようなものという言葉が印象的でした。
都内ではなかなかお目にかかれないものばかりで大変勉強に
なりました。
現場は順調に進んでいます。
(A)


木造の平屋

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山口へ行ってきました。
着工したので、
山口の家(仮)あらため、豊田町浮石の家にします。
以前、
「昔の部分」を活かしながら、全面的にリニューアル、と書きましたが、
いろいろと検討を重ねた結果、
「昔の部分」のありようを活かしながら、新しい建築が建つことになりました。
木造の平屋です。
風景に馴染むように、軒を低く抑えた、切り妻の屋根にしています。
この屋根の構造がきれいに見えるように工夫をこらしました。
着々と進んでいきます。
(S)


豊田町浮石

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山口県へいってきました。
いま見てみると、去年の9月にブログで書いたきりでしたね。
じっくりと検討を重ねてきましたが、
いよいよ着工を迎えます。
内容はまた改めて。
(S)


山口へ

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写真は敷地から正面をみたもの。
この土曜日曜と、山口県へ視察に行ってきました。
山口って「長州」です(幕末の話などでは馴染み深いので)。
目的地は山口宇部空港から車で一時間半ほど、内陸にある豊田町。
敷地には、明治?江戸?頃からの家が建っていました。
正確な資料があるわけではないのですが、
かなり昔の部分、
それなりに昔の部分、
昭和の頃の部分、
と、段階をおって改修・増築され、大切に住まわれてきた建物です。
昭和前半の写真では、立派な茅葺きでした。
今回は、その「昔の部分」を活かしながら、
全面的にリニューアルしよう、という計画の視察です。
印象的だったのが、地域の建物の統一感。
例えば、屋根の瓦が同じ産地のものであったり、
明らかに「元茅葺き」の屋根が多かったりしたこと。
(この辺りはまたあらためて、紹介させてください)
そして、そういった風土を大切に人が暮らしているんだろうな、ということ。
いつも意識していることではありますが、
特に、その土地の歴史風土を考えて、計画をしていきたいと感じています。
近くの温泉のこと、食べ物のこと、いろいろな話題もありますが、
この辺りはまた改めて。
最後に、
帰りの空港で「長州侍」という焼酎をいただきました。
(S)


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