日々のこと

四つのいのち

映画の話です。
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ゴールデンウィークの休みを利用して観てきました。
今回観たのは「四つのいのち」という映画。
かわいくも不思議なデザインの告知ポスターに、「どんな内容の映画なのだろう」
と胸を踊らせ、いざ館内へ。
始まってから数分で、まさかとは思ったのですが、
一切セリフの無い映画だったのです。
映画の舞台は南イタリアのとある小さな村。
登場するのは牧夫と山羊とモミの木と木炭。
淡々と日常生活の風景が映し出されていくだけなのですが、
そこには小さなストーリーがあり、これがまた不思議と
スクリーンにのめり込んでしまいました。
セリフがないため、木々のそよぐ音や放牧された山羊の鈴の音など、
そこで行われている生活の音がダイレクトにきこえてくるのは、
何とも言えない、やさしい気持ちにさせてくれるものでした。
中でも個人的に見ものだったのが、山羊たち間の取り方がすばらしく絶妙だったこと!
どうやってそこまで訓練したのか、はたまた山羊たちの天性のものなのか
はわかりませんが、思わずクスっと笑ってしまいました。
ストーリーの内容については書きませんが(是非映画館で!)、
やっぱり自然と人間とは切り離せない関係なのだということを
改めて考えさせてくれる映画でした。
まだ公開中かと思いますので、お時間がある方は是非!
(A)


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