日々のこと

民芸品

先日、前から入ってみたいなぁと思っていたお店に行ってきました。
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青山のキラー通り沿いにあるグランピエさん。
インドの綿衣料や中近東の民具、東南アジアやアフリカの道具などを扱っているお店です。
注意していないと通り過ぎてしまいそうなほどに小さな店構えなのですが、
店先にまであふれてきている民芸品に誘われて、中に入ってみると、
思ったよりも奥に長い!
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低く抑えられた天井の通路の先には、なんとも言えない大きさの
心地いいパティオがありました。
外に出された大きなテーブルには様々な国の道具や布ものが置かれていて、
東京にいることを忘れてしまいそうなほどでした。
特に目当てのものがあって入ったわけではなかったのですが、「キリム」という
トルコやイランの遊牧民が生活用品として織ってきたウールの平織りが好きなので
色々なデザインの柄を見ていたのですが、、、
出会ってしまったのです!
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柄は一切なく(めずらしい?)、藍色のほどよくくたびれた風合いが
たまらなく美しいキリムに(興奮気味でシャッターを切ったのでブレてますね)。
正確には「オールドキリム」と呼ばれるもので、30年以上前に織られたものなので、
使い込まれた分、色合いも落ちついた渋い味わいを出しているのです。
決して安い買い物ではなかったのですが、一生モノだと思い、購入。
また別の機会にディテールも紹介できればと思います。
長く使い込まれてきたものに存在する独特の味わい、温かさ。手づくりのものだからこそ
得られるものなのでしょう。
長い年月、トルコのどこかで大切に使われてきたわけですが、これからはその時間
と年月を受け継ぎ、一生大切にしていきたいと思います。
(A)


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