日々のこと
内装の改修
世田谷にあるマンションの内装の改修。
子供たちが夏休みの間に、工事を終えてしまおうという計画です。
築年数が浅く十分使えるものがある状態だったので、
水廻りなどの設備には手を入れずにそのまわりの造作などを一新して、
新しく空間を造り出そうという発想で計画しています。
カウンターや壁面から、テーブル、ソファー、子供たちのベットや机まで、
限られたスペースを有効につかえるように造作していきます。
写真は塗装工事の風景です。
一見、養生や材料などによって散らかっているようにも見えるタイミングですが、
きれいに仕上がってくれると思います。
近々完成予定です。
撮影 宮崎台の家
宮崎台の家が完成し、撮影を行ってきました。
写真はカメラマンの脇で当事務所が撮ったスナップです。
工事中はゆっくりとしていられないので、
ようやく、時間とともに変化していく光の雰囲気を確認できました。
もうすぐご入居されますのが、
長く愛される家になってほしいと思います。
賃貸住戸その2
板橋の集合住宅も仕上工事が大詰めを向かえてきました。
写真は賃貸住戸の一室です。
斜線の規制によって、屋根の一番低くなった部分の部屋で、
一室の中に天井の高い部分から低い部分が共存しています。
他の住戸にくらべ若干使いづらいかな、とも言われていましたが、
逆に空間としては面白くなりました。
かならずしも誰もが気にいるとは思いませんが、
何人かに一人にとっては、とても気に入ってくれると嬉しい住戸です。
御来光
一年がかりで計画していた、富士山に登ってきました。
写真は御来光と雲を下に見たものです。
さすがに日本一、ファミリー向けの山とはいえ楽ではない。
初日は雨の中を歩き、
二日目は雲一つない晴天(山の下には沢山ありました)。
空気の薄い高地で、ドラマに浸ってきました。
気持ちを一新して、さあ本業。
色
宮崎台の家の足場が外れました。
写真は外壁の一部です。
色!!
なのです。
この壁が、外観の印象をつくりつつ内部空間にも現れてきます。
計画での位置づけとクライアントの好みをもとに、
かなりの種類の特注の塗りサンプルを制作して、選択しました。
単体でみるとインパクトのある色ですが、
街並に楽しさを、空間には彩りとちょっとした刺激を、
与えてくれると考えています。
全貌は完成写真でご覧いただきたいと思います。
ちなみに、
天気や光のあたる方向によって表情のかわる左官の仕上です。
写真の色は今日たまたまレンズに映った色なので、
次回の写真はまた表情が違うかもしれません。
それも楽しみの一つです。
検査の日
名古屋菊井プロジェクトです。
1階の壁と、2階の床の鉄筋と型枠が組まれた状態です。
この日は、保険の検査と確認審査機関の中間検査、と検査づくしの日でした。
施工者の自主チェック
設計監理者のチェック
検査機関のチェック
その他機関のチェック
何重かに確認していきますので、見落としがおきにくくなっています。
また、第3者の目が入ることも非常によいことです。
ただ、この申請や手続きの量や複雑さはなんとかならないものか。。。
(建築の専門誌などでは大きな声でとりあげていますが)
我々は、まずビジョンがあってそれを実現していくために手続きを踏んでいきます。
それが下手をすれば、順序が逆になってしまうのでは。
と、脱線しましたが、
高い志をもち苦労は買って出よう!
と前向きに考えて、今のところ「よし」としておこう。
さて、今回も大きな指摘事項はなく、無事完了。
とりあえずホッとして、また気を引き締めなおしていきます。
造作家具
宮崎台の家が大詰めに差し掛かってきました。
写真は制作中のキッチンのカウンターです。
裏側がキッチンで表が大工さんの制作によるものです。
実は、カウンターに取付ける換気扇やそのダクト、
ちょっとした収納スペースなど、大切な役割をもつ複雑なものです。
一方で、一番ゆっくり過ごしたい場所にもあるので、使い易くも、
スッキリと暖かみのあるものになるように考えています。
なにせ家の目立ったところにあるので、
その精度が家の仕上がりに影響するため気になっておりましたが、
おかげさまで、今回も随所に大工さんの腕を振るっていただけました。
(もう少し続きますので、引き続きお願いします)
いよいよ、仕上工事に移っていく予定です。
賃貸住戸の内観
板橋の集合住宅では、
外装、内装の木工事(大工さんの仕事)が進んでいます。
写真は賃貸住戸となる最上階の部屋の内観です。
この部屋は天井が高く天窓やロフトのある立体的な空間になります。
それぞれは大きくない住戸ですが、
建物の全体の構成の特徴を活かして、少しずつ違った部屋になるよう意図しています。
賃貸住戸でも、それぞれが自分だけの特別な居場所になるといいな、と考えています。
基礎配筋検査
名古屋菊井プロジェクトの基礎の配筋検査を行いました。
ある程度掘った部分から、杭とつなげてしっかりと鉄筋が入っています。
写真のように仮設のものが沢山あり、物々しい雰囲気ですが、
最終的にはすっきりときれいに仕上がる予定です。
この先もしばらく躯体の工事が続くので、同じような風景がつづきますが、
(階数はだんだん上がってく)一番大切な構造の工事ですので、
長く愛される建物となるように、しっかりとした工事監理をしていきたいと思います。
内装の材料
宮崎台の家が、内装工事に入ってきました。
写真は、材料を並べている様子です。
右は階段や窓台に使用する木の無垢材。
吹き抜けがあるところを利用して長いままの材料をおいてあります。
(設計者は吹き抜けのこの使い方を想定していました!?笑)
左は壁や天井のためのプラスターボード。
その手前に大工さんお決まりの作業台。
この作業台のしくみは、簡単にしまったり広げたりできるので、
工事の作業に限らず活躍します。
内装の材料も開発がすすみ「新建材」と呼ばれる、丈夫で値段も手頃なものが増えてきました。模様がプリントしてあったり、現場での作業性がよかったり、様々な工夫がされています。
ですが、どうにもこれが味気ない。
必ずしも「無垢の木が良い」と思っている訳ではありませんが、
木の仕上材をみると嬉しい気持ちになるのは、
設計者だけでなく、そこに住まう人にとってこそだろうなぁ、
と思っていたりはするのですが。。。