日々のこと

屋根と制限

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建築基準法による高さの制限により、
密集した住宅地では、周辺の建物のほとんどが同じような高さに揃っています。
そのため、あたらしく建物ができるときも同じようなかたちと高さになる訳ですね。
街並や周辺の環境を悪くしないように、という主旨にはおおいに賛同できますが、
実際の街に出来ていく屋根並みはというと、なかなかよろしくなっていない。。。
我々設計者が工夫する部分と、制度側からも考え直す部分、
両方が必要ではないかと思っていますが、、、そう簡単ではないのです。
さて、写真は宮崎台の家、屋根工事です。
とにかく空と一緒に見上げると、気持ちよいです。
写真は屋根にクローズアップしていますが、出来上がるとそのかたちに左右されない外観になる予定です。(もう少し進んだらご紹介したいと思います)
高さの制限によってできるかたちを積極的にデザインしていく。
もしくは、まるで影響を受けていないようなデザインしていく。
いずれにせよ、相当な影響を受けるものなので、計画にあたってとても大きな要素になっています。
それだけに、少しルールが変わったら、多いに街並は変わるだろうな、
などと設計者なら誰でも考えているでしょうね。


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