下目黒の家
目黒区下目黒の閑静住宅街に建つ住宅である。南側に下がっていく傾斜地の北側が道路となる絶好の立地、眺望がよい。その眺望を期待して2階にリビングを配置。天井は勾配の屋根のまま、間仕切りのない大きな空間。暮らしながら自由に家具をレイアウトできる大らかな居場所を目指した。開口部もキッチンも造作している。1階は、その2階をいくつかのヴォリュームによって支えるよう構成され、その隙間は外部のように取り扱っている。壁には外壁でも使用しているタモの無垢板、床は外部と同じ仕上げが連続する。
クライアントは空間をあつかうお仕事をされ、それも自邸としては3つめ。こういう仕事は緊張感もやりがいもある。不思議とクリエイティブなクライアントが多く、建築家を知っているし知り合いだったりもする。うちで大丈夫ですか?大体こう言われる、佐久間さんたちは、ほどほどなのが良いのです。褒められてる?悪い気がしないから頑張ることになってしまう。。。後日なにより嬉しいコメントをいただきました。
この家に住んでいることで『幸』がさらにアップしていることを実感する日々です。家族全員が幸せに健やかに生活できています!
下目黒の家
用途:個人住宅
所在:東京都目黒区
竣工:2022年10月
構造:木造
階数:地上 2 階
敷地面積:118.80㎡
建築面積:77.68㎡
延床面積:131.48㎡
設計:佐久間徹設計事務所
施工:宮嶋工務店
撮影:根本健太郎