清里の別邸

清里のなかでも標高の高いエリアに建つ「小さな2匹の犬と共生するためのセカンドハウス」である。この2匹の犬、都内の犬用スロープのついた住宅でも登場していただいている。今回は、平屋である。

二つの方形屋根が合わさった大屋根の下に、リビング・ダイニング・たたみ室が雁行しながら連続して、ワンルームのような空間をつくっている。そこにデッキテラスが連続し犬は自由に動き回る。その他に、キッチン、水周り、納戸、書斎、を個室のように配置。電話やテレビ会議にも対応できるつくりだ。リモートワークに対応できる拠点、というとトレンドのような言い回しになるが、結局は快適な居場所を考えていくこととなんら変わりはない。光や風のことを考えながら、どこにいてもどちらを向いていても、外部を感じることができ、それぞれの居場所が心地良いように。方位や周辺環境に留意しながら考えている。


デッキテラスとそこから続くドッグラン。完成時の初冬の写真はぶっきらぼうであった。が、この土には種を蒔いておいた、雪に埋もれて雪解けののちに芽が出るように。植木屋さんはムダだろうなと言っていたが、次の春、芽が出てきた!写真2点、いただいたもの。

前回の都内の住宅よりも荒々しい部分があって、それが自然に馴染むのではないだろうかと考えた。それが良かった。が、想像以上に冷え込むし雪もある。自然を甘くみてはいけない。風は心地よく抜けているだろうか?一方で窓が大きすぎてはいないだろうか?セカンドハウスとして、四季を通した総合評価が高くなくてはいけない。


清里の別邸

用途:個人住宅
所在:山梨県北杜市
竣工:2021年12月
構造:木造
階数:地上1階建
敷地面積:1106.75㎡
建築面積:82.16㎡
延床面積:75.14㎡

設計:佐久間徹設計事務所
構造:筬島建築構造設計事務所
施工:土橋工務店
撮影:根本健太郎

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