深大寺の家M
調布の深大寺に建つおおらかな住宅である。3面を道路に囲まれた、外観があらわになる目立ちやすい立地。なるべく「普通に」でもおおらかに堂々と、建つような家を目指した。平面上は、基本的には長方形したプランだが、ちょっとだけ雁行したり斜めになったりして変化をつけた。そのおかげもあって内部もシンプルだけど動きのある居場所がつづく。
写真をみて改めて思うに、家具が楽しい。というか暮らしが楽しそうである。建築は綺麗に作られているけど、いろいろなものが揃ったり、揃わなかったりしてよい。建具は中古品から探していただいた。色も形も、取っ手もいちいち違うし、照明器具なんかもいろいろ。家中に買ってきたものと作ったもの、古いものと新しいものが、入り混じる。これはもう建主のセンス!多分、時間がたっても古びない。いろいろなことを受け入れながら、住まわれていくだろうことが想像できる住宅である。
ちなみに、完成は2020年。先日ちょっとしたメンテナンスの工事を行なった。そうしたら、この写真たちがWEB上で待機しているのを思い出して、少し慌てた。笑。いい家です。
深大寺の家M
用途:個人住宅
所在:調布市深大寺
竣工:2020年8月
構造:木造
階数:地上2階建
敷地面積:141.62㎡
建築面積:60.75㎡
延床面積:106.11㎡
設計:佐久間徹設計事務所
施工:創和建設株式会社