ざらら
閑静な住宅街に建つサロンを併設した木造の住宅である。暮らしそのものを発信できるギャラリーのような場所にしたい、という要望から設計をスタートさせた。とはいえ、派手な材料、派手な空間を必要としているわけではなく、シンプルでミニマルな暮らし、そんなキーワードが相応しい特別な場所にしたいとのこと。
これに頭を悩ませた。どんなことを意識したらいいだろう?
周辺環境と敷地の形状を考慮し、東南に庭を設けたL型のプランを考える。その庭に南側を面して居間が配置される。来客のことや生活の動線を考えて、階段のある空間を挟んで水回りとサロンを離れのように見立てる。玄関を開けると階段越しに庭まで見通せる空間ができる。でも極端に材料を切り換えたり特殊なディテールは用いない。統一した木の無垢材、左官の壁。木製のサッシ、アルミの既製品を適材適所にバランスをとる。光と風を適切にコントロールして陰影をつくる。コツコツと丁寧につくる。
う〜ん、すみませんいつも通り!!笑。
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